2014年 06月 13日
カキツバタのお生花
6月、いや5月でござる。
5月の25日のことでござる。
嵯峨御流の知識と技術向上のため月一回、年間8回。
行われます嵯峨御流北陸支所の研究会に行ってきました。
お題は、これまた一年に一度しか機会がない 「カキツバタのお生花」 です。
二花十七葉
十七枚の葉と二本の花で組まれています。
魚道分け
立姿と横姿。
その間を魚が通る道を現わしています。
これを 「魚道分け」 といいます。
なんども申しますが、これはホントに難しいんやって。
葉の裏と表を見極めながら、しかも葉先を見ながら左右に分ける。
そしてバラしたそれらを再び組んでこの形に仕上げるのです。
裏と表が混ざっていたら、各々の葉は決してくっつきません。
裏と裏、表と表が重なってこそ、それらの葉はピッタしくっつくんです。
その見極め方が大変で、一枚一枚考えながらやらないと、
頭がこんがらがって、最後にはもっと大変な事になりうるのです。
おかやんもここ二三年です。
何とか理解できるようになるには10年かかりました。 トホッ
金沢市の花屋「花工房 花音」のホームページはこちらです。
by hanakobo-kanon | 2014-06-13 21:42 | 嵯峨御流の情報