今年の一月、エムザにて行われました北國花展。
おかやんは今年も先生のアシスタントとして参加させていただきました。
ご覧下さい。
一見何でもないような感じですがよぉ~く見てぇ~。
南天のフトイ枝がむすばっているぅ~~~~。
すごいでしょう。
これはね、すごいんです。
先生がんばりました。
それでなくても、南天ってね、硬くて切るのにも一苦労なんですよ。
それを結んじゃったんだから、えへへへへへ。
恐るべし南天、難を転ずると云うことから、目出度い象徴の南天。
おかやん家の庭にも植わっていますが・・・・。
その生命力にも脱帽です。
じつは、これは 「結び南天」 といって、生け花嵯峨御流の伝統花態の1つなんだす。
大きな鍋に煮る事五時間。
五時間ですよ~~
炊き出し用の大きな鍋に、水と一緒に重層や炭酸、そして極めつけは
センキュウという漢方薬をいれて沸騰させ、枝先から煮る事まさに五時間。
それくらい煮ないと曲がらないんだって、そして少しずつ柔らかくなってきたらそ~っとじっくりじゅわぁ~っと曲げていくんです。
それがまた一筋縄ではいかないんだわ。
ほんと大変だったんだよ。(何本か折ってしまった・・・)
でもね、それだけ煮られたにもかかわらず、南天は枯れずに元気なのよ。
おどろきでしょう。
すごいでしょう。
おかげさまで、みなさんにとても喜んで頂けてそれがなによりです。
おかやんの先生は20年ほど前にこの花態を見てとても感動し、いつか自分もこの 「結び南天」 をやってみたいと思ったんだって。
そして今回夢をかなえられたって言うお話をきいて、またまた感動しました。
今度はおかやんが先生の後を継いで、いつかこの 「結び南天」 をやってみたいなぁ。
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